アガサ・クリスティ作の長編ミステリー小説『ポケットにライ麦を』のあらすじ、登場人物、感想、クチコミ評価についてまとめています。
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作品情報
『ポケットにライ麦を』はアガサ・クリスティの長編推理小説です。
発表年 | 1953年 |
原題 | A Pocket Full of Rye |
シリーズ | ミス・マープルシリーズ |
ジャンル | 童謡殺人、見立て殺人 |
あらすじ
やり手の会社社長が何者かに毒殺された。
そして奇妙なことに、被害者の背広のポケットからライ麦が見つかった。
突然の死に、動揺するフォーテスキュー家の人々。
しかし、家政婦曰く "不愉快な" 人物だった故人の死を悲しむ者は家族を含めいない。
年の離れた美しい妻、独裁的な父を煙たがっていた3人の子供達…
警察が犯人を絞り込む中、第二の殺人が起きる一。
登場人物
『ポケットにライ麦を』の登場人物一覧(登場順)です。
ミス・グローヴナー | 社長秘書 (絶世のブロンド美人) |
レックス・フォーテスキュー | 投資信託会社社長 (締まりのないぶよぶよした大柄な体、 みごとに禿げあがった頭) |
ニール警部 | 警視庁犯罪捜査部の刑事 |
アデル・フォーテスキュー | レックスの二番目の妻 |
パーシヴァル・フォーテスキュー | レックスの長男 (会社の共同経営者) |
ランスロット・フォーテスキュー | レックスの次男 (外国暮らし) |
エレイン・フォーテスキュー | レックスの長女 |
ミス・ダブ | 家政婦 (若く非常に有能) |
ミス・ラムズボトム | レックスの先妻の姉 (七十をかなり超えた女性) |
ヴィヴィアン・デュボア | アデルの愛人 |
ジェニファー・フォーテスキュー | パーシヴァルの妻 |
パトリシア・フォーテスキュー (パット) | レックスの妻 (アイルランド貴族の令嬢) |
クランプ | 執事 |
クランプ夫人 | 料理人 |
グラディス | メイド |
ミス・マープル | 人間観察と洞察力に優れた老嬢 |
感想・クチコミ・評判まとめ
・メイドのために屋敷に乗り込むマープルがかっこいい
・クリスティ作品の中でもかなり好き
・ラストが切ないけど好き
・エピローグがぐっときた
・見立てとしては弱い
感想
※ネタバレの内容を含みますので未読の方はお気を付けください。
マザーグースのうたになぞらえた見立て殺人…不気味でミステリ好きをワクワクさせる設定だが、本書ではあっさりした扱いで少しがっかりしたことは言うまでもない。
見立て殺人の要素はあくまでもオマケといった感じだ。
クリスティ中期の傑作と言われているが、クリスティお得意の人物描写もいつもより薄味に感じられました。
もっと詳細に描写されれば面白そうな人材が揃っているのに…!
個人的に興味を惹かれたのは有能な家政婦ミス・ダブでしょうか。
冷静沈着で、完璧な仕事ぶりに控えめながら美しい容姿…『約束のネバーランド』の"イザベラ"をイメージしながら読みました。
と、若干の物足りなさを感じていたところへ、最後の手紙で一発逆転という感じでした。
まとめ
『ポケットにライ麦を』をご紹介しました。
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