マープル②「書斎の死体」のあらすじ&登場人物と感想や口コミ

アイキャッチ_書斎の死体
スポンサーリンク

アガサ・クリスティ作『書斎の死体』のあらすじ、登場人物、感想、クチコミ評価についてまとめています。

アガサ・クリスティの小説を読むにはAmazonが提供する電子書籍読み放題サービス「Kindle unlimited(キンドルアンリミテッド)」がオススメ!
アガサ・クリスティの代表作『アクロイド殺し』『オリエント急行殺人事件』も読み放題対象作品です。

Kindle unlimited(キンドルアンリミテッド)なら、わざわざ本を買いに行かなくてもスマートフォンやパソコンの画面で読みたい時にすぐ読み始められます。

Kindle unlimited(キンドルアンリミテッド)を初めて利用する方は、30日間の無料体験が利用できます。
無料体験期間中に退会すればお金は一切かかりません
Kindle unlimited公式サイト


作品情報

『書斎の死体』はアガサ・クリスティの長編推理小説です。

前作「牧師館の殺人」のあの夫婦のその後も描かれるので、ぜひ「火曜クラブ」→「牧師館の殺人」→「書斎の死体」の順で読まれることをオススメします。

発表年1942年
原題The Body in the Library
シリーズミス・マープル
ジャンル顔のない死体
書斎に転がる死体なんて探偵小説の中だけ―が、現実に見知らぬ女性の死体が大佐の書斎で発見された。深まる謎を解くため、ミス・マープルが駆り出され、まもなく被害者と“マジェスティック・ホテル”の関係が明らかになるが…クリスティーが「ありふれた設定」を「意外な展開」でみせる渾身作。新訳で登場。内容(「BOOK」データベースより)


あらすじ

書斎に転がる死体なんて探偵小説の中だけ―

見知らぬ若い女性の遺体がバントリー大佐の書斎で発見された。
夫の汚名を晴らすため、ミス・マープルに助けを求めたバントリー夫人。二人は亡くなった女性が働いていたというホテルへ。

まもなく被害者と夫妻の友人の富豪の関係が明らかになるが…。

スポンサーリンク


登場人物

『書斎の死体』の登場人物一覧(登場順)です。

ミセス・バントリーアーサーの妻、マープルの友人
アーサー・バントリー大佐地区の首席治安判事。
ミス・マープル主人公
(人間観察と洞察力に優れた老嬢)
メルチェット大佐ラドフォードシャー州警察本部長
スラック警部メルチェットの部下
バジル・ブレイク映画関係勤務
ダイアナ・リーブレイクの恋人
ルビー・キーンダンサー
(プラチナブロンド、18歳)
ミス・ジョゼフィン・ターナー
(ジョージ―)
マジェスティックホテルのホステス
ルビーのいとこ
ハーパー警視グレンシャー州警察
レイモンド・スターダンサー、テニスコーチ
バートレット青年マジェスティックホテルの客
コンウェイ・ジェファースン富豪の実業家
(足の不自由な初老の男性)
アデレード・ジェファースンコンウェイの義理の娘
マーク・ギャスケルコンウェイの娘婿
サー・ヘンリー・クリザリング前警視総監
(「火曜クラブ」にも登場)
パメラ・リーヴズ行方不明の女学生、16歳
ヒューゴ・マクリーンアデレードの恋人


スポンサーリンク


感想・クチコミ・評判まとめ

・最後の最後まで犯人がわからず楽しめた
・大胆なトリック!
・セント・メアリ・ミード村の人々の近況にほっこり
・事件自体はけっこう残酷…
・最後の1ページで格段に面白くなった


スポンサーリンク


感想

※ネタバレの内容を含みますので未読の方はお気を付けください。

短編集「火曜クラブ」に登場したバントリー夫妻が厄介な事件に巻き込まれます。
「こんな女知らない」といっても信じてもらえず、だんだん周囲に距離を置かれるバントリー大佐の姿が切ないです。

そんな夫の汚名を晴らすため、バントリー夫人はマープルを連れて亡くなった女性が働いていたというホテルへ。
ここからは海辺の高級リゾートホテルが物語の主な舞台になります。
マープルものはセント・メアリ・ミード村が舞台となることが多いので新鮮な気持ちです。

ちなみに二人が訪れた「マジェスティックホテル」は、ポアロシリーズ「邪悪の家」でポアロとヘイスティングズ大尉も宿泊しています。

実際には「ザインペリアルホテル(The Inperial Hotel)」と言うそうで、現在もイギリスのトーキーにあります。
クリスティファンとしては一度は泊まってみたい憧れのホテルですね。



それにしてもクリスティ作品では「実は結婚していた」というのが多い印象です。
当時はそういうことも少なくなかったんでしょうか?

本書に登場する「サマセット・ハウス」というのはロンドンの中心地にある歴史ある建築物で、かつては戸籍を管理する場所だったようです。
現在では考えられませんが、クリスティの執筆当時は第三者が戸籍を確認することが出来たんでしょうね。


そして、最後の最後のレイモンド(テニスコーチ)には驚かされました!
苦労人なんだな…と同情した私の気持ちを返して欲しい。
(ジョーン・ヒクソン版のドラマでは削られたエピソードでした)

 


スポンサーリンク

まとめ

ミス・マープルが探偵役として活躍する『書斎の死体』をご紹介しました。

書斎に転がる死体なんて探偵小説の中だけ―が、現実に見知らぬ女性の死体が大佐の書斎で発見された。深まる謎を解くため、ミス・マープルが駆り出され、まもなく被害者と“マジェスティック・ホテル”の関係が明らかになるが…クリスティーが「ありふれた設定」を「意外な展開」でみせる渾身作。新訳で登場。内容(「BOOK」データベースより)


U-NEXTの31日間無料トライアルを利用すると、今すぐに無料で名探偵ポアロのドラマシリーズ全話を無料で見ることが出来ます。