【マープル⑧】哀しい動機に涙が溢れる!「鏡は横にひび割れて」のあらすじ&登場人物と感想やクチコミ★★★☆☆

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アガサ・クリスティ作の長編ミステリー小説『鏡は横にひび割れて』のあらすじ、登場人物、感想、クチコミ評価についてまとめています。

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作品情報

『鏡は横にひび割れて』はアガサ・クリスティの長編推理小説です。
マープルシリーズでお馴染みのクラドック警部も登場します。

発表年1962年
原題The Mirror Crack'd from Side to Side
シリーズミス・マープルシリーズ
ジャンルフーダニット

穏やかなセント・メアリ・ミードの村にも、都会化の波が押し寄せてきた。新興住宅が作られ、新しい住人がやってくる。まもなくアメリカの女優がいわくつきの家に引っ越してきた。彼女の家で盛大なパーティが開かれるが、その最中、招待客が変死を遂げた。呪われた事件に永遠不滅の老婦人探偵ミス・マープルが挑む。 内容(「BOOK」データベースより)


あらすじ

穏やかなセント・メアリ・ミードの村にも、都会化の波が押し寄せてきた。
新興住宅が作られ、新しい住人がやってくる。

まもなく有名女優があのゴシントン・ホールに引っ越してきた。
ゴシントン・ホールで盛大なパーティが開かれるが、その最中、招待客が変死を遂げた。
被害者は普通の主婦。彼女は間違えて殺されたのか…?

呪われた事件に永遠不滅の老婦人探偵ミス・マープルが挑む。

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登場人物

『鏡は横にひび割れて』の登場人物一覧(登場順)です。

ジェーン・マープル主人公
ミセス・ドリー・バントリーマープルの友人、ゴシントンホールの前の住人
ミス・ナイトマープルの付添人を務めるオールドミス
チェリーマープルの家に手伝いに来ている若妻
マリーナ・グレッグ有名女優、ゴシントン・ホールの新しい住人
ジェースン・ラッド映画監督、マリーナの夫
エラ・ジーリンスキージェースンの秘書
ヘイリー・プレストンジェースンの助手
ヘザー・バドコックセントメアリミード村の住人
アーサー・バドコックヘザーの夫
ミス・マーゴット・ベンス写真家
クラドックスコットランド・ヤードの刑事



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感想・クチコミ・評判まとめ

・動機や犯人の心情を思うと悲しい

・マープルものをいつくか読んだ後だと、同窓会的な楽しみがあってなお良い

・動機が印象的で面白い

・ホワイダニットとして非常に優れた作品だと思う


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感想

※ネタバレの内容を含みますので未読の方はお気を付けください。

序盤は、マープルシリーズの主な舞台となるセントメアリミード村の描写が続くので、本作で初めてマープルシリーズに触れる人はちょっとついていけないかもしれません。
マープルシリーズを順番に読んでいる私にとっては、非常に嬉しいファンサービスでしたが。
今回の舞台は『書斎の死体』にも登場したゴシントン・ホール。バントリー大佐が亡くなり、女優の手に渡っています。

クリスティ作品の被害者は「遺産目当て」か「口は災いの元」で殺されることが多いのですが、本作の被害者は同じ女性として許しがたい被害者でした。

そして、後から知ったことですが本作に出てくる女優マリーナ・グレッグは実在の人物と出来事をモデルにしているそうです。
ジーン・ティアニー(1920~1991年)というアメリカの女優で、この方も妊娠中に風疹に感染し、生まれた子に重い障害があったそうです。
しかも、"風疹にかかっていたがサインをもらうために出掛けて行った"告白した女性が数年後に現れたところまで一緒です。
(もちろんジーン・ティアニーはその女性を殺害したりなどはしていませんが)

現実にこのような事が起きていたなんて、とても悲しい事ですが、この『鏡は横にひび割れて』が多くの人に読まれることで、悲しい思いをする人が少なくなるようにと願わずにはいられません。

「鏡は横にひび割れて」タイトルの意味

『鏡は横にひび割れて(The Mirror Crack'd from Side to Side)』というタイトルは、
ヴィクトリア朝時代のイギリスの詩人アルフレッド・テニスンの『シャロットの姫(The Lady of Shalott)』という詩の一節から引用されたものです。

セントメアリミード村が舞台となる作品

マープルシリーズはその全てがセントメアリミード村を舞台としているわけではありません。
セントメアリミード村が主な舞台となるのは以下の3作品です。

・「牧師館の殺人」
・「書斎の死体」
・「鏡は横にひび割れて」



 

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まとめ

『鏡は横にひび割れて』をご紹介しました。



穏やかなセント・メアリ・ミードの村にも、都会化の波が押し寄せてきた。新興住宅が作られ、新しい住人がやってくる。まもなくアメリカの女優がいわくつきの家に引っ越してきた。彼女の家で盛大なパーティが開かれるが、その最中、招待客が変死を遂げた。呪われた事件に永遠不滅の老婦人探偵ミス・マープルが挑む。 内容(「BOOK」データベースより)


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