タイムスリップ×本格ミステリ!乾くるみ「リピート」のあらすじ&登場人物と感想やクチコミ、ドラマ化も!★★★★☆

アイキャッチ_乾くるみリピート
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乾くるみのミステリー小説『リピート』のあらすじ、登場人物、感想、クチコミ評価についてまとめています。

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作品情報

『リピート』は乾くるみのSFミステリー小説です。

発表年2004年
ジャンルSF
ミステリ―
もし、現在の記憶を持ったまま十ヵ月前の自分に戻れるとしたら? ある日突然の電話で持ちかけられた、夢のような「リピート」の誘いに乗って、疑いつつも人生のやり直しに臨んだ十人の男女。ところが彼らは一人、また一人と不審な死を遂げて……。なぜ、犯人は「リピート」した者を狙うのか? 犯人は十人の中にいるのか? あの『イニシエーション・ラブ』の鬼才が、『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』に挑んだ仰天の傑作。驚愕のラストは絶対に見逃せない!内容(「BOOK」データベースより)


あらすじ


「現在の記憶を持ったまま過去に戻ることができる」という"リピート"に誘われ集まった十人。
過去に戻った彼らは、次々と不審な死を遂げていく…。

誰が"リピーター"を殺しているのか?
リピートしていること以外に共通点がない十人は、警察に相談することもできず、独自の捜査を始める。

彼らが辿り着いた驚愕の真相とは。

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登場人物

『リピート』の主要登場人物一覧です。

毛利圭介主人公
大学四年生
風間"リピート"の主催者
池田ゴルフのレッスンプロ
高橋トラック運転手
天童シナリオライター
横沢会社員
篠崎鮎美会社員
大森食品化学関係の研究者
郷原会社経営者
坪井浪人生

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感想・クチコミ・評判まとめ

・後半は怒涛の展開で一気読み

・リピートするまでが長い!

・主人公がクズ

・ラスト1ページで心臓を撃ち抜かれる驚き


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感想

※ネタバレの内容を含みますので未読の方はお気を付けください。
『イニシエーション・ラブ』の乾くるみが、『リプレイ』×『そして誰もいなくなった』に挑戦した、と聞いてタイムリープものとミステリーに目が無い私はすぐに本書を手に取りました。
結論から言うと、期待値を遙かに上回る面白さでした。


ケン・グリムウッドの『リプレイ』のように何度も人生をやり直す話を想像していましたが、"記憶を戻ったまま過去に戻ることが出来る"という設定だけを借りたものです。
過去に戻る方法なども全く違っているので、既に『リプレイ』を読んでいても十分楽しめました。


物語は『1時間後に地震が起きます』という謎の男からの電話で幕を開けます。
(巻末の解説にもありますが、本書は携帯電話やスマートフォンが普及する前の時代設定です)


地震の予言は見事に的中しますが、もちろんそれだけで電話の男が未来を知っているなんて信じられません。
そういったわけで、そこからリピートに招待された他のメンバーと共に地震の予言のトリックや男の真の目的について話し合われることになります。
このリピートするまでがやや冗長でじれったく感じられましたが、過去に戻ってからどんどん面白くなるので少しの辛抱です。


過去に戻ってからはまさにアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』のごとく、リピーターが次々と亡くなっていきます。
『そして誰もいなくなった』では"過去に殺人を犯したにも関わらず法で裁かれなかった人々"がターゲットになっていました。
『リピート』に招待された十人も、過去に罪を犯しながら法で裁かれなかった人物なのでしょうか?


『そして誰もいなくなった』を念頭に置きつつ、あれやこれやと自分なりに推理を巡らせるうちに驚愕の真実が…!!
連続殺人のトリックがわかったときは驚愕しました…!

タイムリープというSF設定が加わることで、ミステリ―を読み慣れている方でもこの真相に自力で辿り着くことは難しいのではないでしょうか。

アッと驚く仕掛けが用意されている乾くるみの『リピート』は、普段ミステリー小説は読まないという方にもおすすめです。

ドラマ化


『リピート』は2018年にテレビドラマ化されています。
キャストを務めるのは、貫地谷しほりさん、本郷奏多さんです。


 

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まとめ

乾くるみのSFミステリー小説『リピート』をご紹介しました。

もし、現在の記憶を持ったまま十ヵ月前の自分に戻れるとしたら? ある日突然の電話で持ちかけられた、夢のような「リピート」の誘いに乗って、疑いつつも人生のやり直しに臨んだ十人の男女。ところが彼らは一人、また一人と不審な死を遂げて……。なぜ、犯人は「リピート」した者を狙うのか? 犯人は十人の中にいるのか? あの『イニシエーション・ラブ』の鬼才が、『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』に挑んだ仰天の傑作。驚愕のラストは絶対に見逃せない!内容(「BOOK」データベースより)