映画『ギルティ』は第34回サンダンス映画祭で観客賞を受賞するなど、数々の映画賞に輝いたデンマーク発の同名作品をジェイク・ギレンホール主演でリメイクしたNETFLIXオリジナル映画です。
事件の映像は一切写されず、電話の音声のみを手掛かりに想像力をフル稼働させて事件解決に挑む新感覚サスペンスです。
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作品情報
製作 | 2021年 |
原題 | The Guilty |
監督(主な作品) | アントワーン・フークア (トレーニング・デイ、ティアーズ・オブ・ザ・サン) |
時間 | 1時間31分 |
評価 | Filmarks:3.5/5点 IMDb:6.3/10点 RottenTomatoes:70% |
あらすじ
ジョーは、ある出来事が原因で緊急通報指令室のオペレーターへ左遷された刑事。
次々と入って来る自業自得の通報内容にうんざりしていると、一本の通報が入る。ジョーが通報の内容を訊ねても、子どもに話しかけるような調子で話をする女性。それは今まさに誘拐されている女性からの決死の通報だった。
ジョーに与えられた事件解決の手段は”電話”の音声のみ。車の発車音、女性の怯える声、犯人の息遣い・・・。折しも山火事が発生して対応が手薄になる中、かすかに聞こえる音だけを手がかりに、“見えない”事件を解決することはできるのかー。
登場人物(キャスト)
名前の横に※が付いているのは声のみのキャストです。
ジョー・ベイラー(ジェイク・ギレンホール)
主人公。
エイミー(ライリー・キーオ※)
誘拐された女性。
ビル(イーサン・ホーク※)
ジョー刑事時代の上司。
ジェス・ベイラー(ジリアン・ツィンザー※)
ジョーの妻。
マニー(エイドリアン・マルティネス)
ジョーの隣の席のオペレーター。
デニーズ・ウェイド(クリスティナ・ヴィダル)
緊急通報指令室でのジョーの上司。
感想
誘拐事件の現場の映像などは一切映らず、主人公であるオペレーターと同じように音声からその状況を想像するしかないので “映画を見ている”と言うよりも、主人公と一緒にリアルタイムで発生している事件を “体感する”という感覚の方がしっくりくる新感覚の映画でした。
ストーリーもありきたりなものでなく、リアルタイムで発生している誘拐事件とともに、オペレーターを務めるジョー自身のトラブルも段々明らかになるという二重の構成になっていて、エンドロールまで飽きさせません。
ラストは人によって受け止め方が異なりそうですが、私はハッピーエンドだと思っています。決して後味はよくありませんが。
それにしても声だけの出演でイーサン・ホークを使うなんてとっても贅沢ですね。字幕で見ていましたが誰が誰だか全くわかりませんでした。
評価
海外での評価
・RottenTomatoes : 70%
・IMDb:6.3点
日本での評価
・Filmarks:3.5/5
【高評価の意見】
・緊迫感を出すのが上手くて終始面白い
・ジェイク・ギレンホールの演技力に脱帽
【低評価の意見】
・声しか聞こえないため登場人物の区別がつきにくい
・オリジナル版に比べ主人公の性格が感情的すぎる
まとめ
「ギルティ」は想像力をフル回転させて楽しみたい新感覚のサスペンス映画です。
出来るだけ事前情報を入れずに、自分が主人公・ジョーと同じ立場だったらどんな対応をするか考えながら見ると更に面白くなっておすすめです。