★★★ オペラ歌手ポール・ポッツの半生を描く「ワン チャンス」

本記事では、2007年にイギリスの人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』で優勝し、世界的オペラ歌手となったポール・ポッツさんの波乱の半生を描いた映画「ワンチャンス」をご紹介します。

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基本情報
映画「ワンチャンス」動画配信状況
あらすじと登場人物
感想
- 鳥肌モノの歌声
- 夢や目標を叶えるためのヒント
「ワンチャンス」好きな人はこんな映画もおすすめ
- クリスティーナ・アギレラの力強い歌声に圧倒される「バーレスク」
まとめ

基本情報

製作	2013年
ジャンル	伝記、実話を基にした作品
監督（主な作品）	デヴィッド・フランケル（プラダを着た悪魔、マーリー）
時間	１時間43分
評価	Filmarks：3.6/5点 Yahoo映画：3.84/5点

映画「ワンチャンス」動画配信状況

動画配信サービス名	配信状況	料金
	○ 定額見放題	30日間無料	Amazonプライムビデオで今すぐ見る
	○		U-NEXTで今すぐ見る
NETFLIX	○ 定額見放題	（ベーシックプラン）990円～	NETFLIXで今すぐ見る

※配信情報は2021年8月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービス公式サイトにてご確認ください。

あらすじと登場人物

＜あらすじ＞
ポール・ポッツは典型的なイジメられっ子。歌だけは得意で夢は「オペラ歌手になること」。
大人になったポールは携帯電話のセールスマンとして働いていたが、恋人のジュルズに背中を押され、イタリアの音楽学校に留学。しかし、憧れのパヴァロッティからオペラ歌手にはなれないと言われ、失意のままイタリアを後にする。
帰国後、結婚して幸せを掴んだかに思われたが、病気や交通事故などが続き、借金も抱え生活はどん底に。
そんな時、偶然テレビのオーディション番組の出演者募集を見つけたポールは、最後のチャンスに懸ける。

登場人物（キャスト）

ポール・ポッツ（ジェームズ・コーデン）

ジュルズ（アレクサンドラ・ローチ）

感想

「オーディション番組から生まれたスター」というとスーザン・ボイルさんしか知らなかったのですが、主演がジェームズ・コーデンさんという事で鑑賞しました。

映画は聖歌隊の少年たちが歌っているシーンから始まります。
子どもの頃から、歌を歌うことが大好きだったポール。自分の歌声で鼓膜が破れてしまうくらい大きな声で歌うので、周りの子どもたちからうるさがられ、いじめられていたようです。
いじめっ子たちに追いかけられて逃げる姿が少年から大人へ…。
このシーン、トム・ハンクスの「フォレストガンプ」へのオマージュでしょうか？

鳥肌モノの歌声

本作の見どころの一つが、鳥肌モノの歌声。
この歌声はポール・ポッツさん本人のものだそうです。
オペラを全く知らないので、歌唱シーンは退屈かも…と心配でしたが蓋を開けてみたらどこかで聞いたことのある有名な曲ばかりで楽しめました。
言葉が分からなくても通じるものがあるから音楽のちからってすごいですよね。

映画の中で歌われた曲をご紹介します。

・留学費用を獲得したパブの一芸大会でピエロ姿で披露したのは…
レオンカヴァッロの「道化師」から衣装をつけろ

・ブリテンズ・ゴッド・タレントで披露したのは…
プッチーニの「トゥーランドット」から誰も寝てはならぬ

夢や目標を叶えるためのヒント

映画「ワンチャンス」には夢や目標を叶えるためのヒントが隠されています。

それは、「自分の夢や目標を声に出すこと」。
そうすれば、きっと周りの人が応援してくれる。
イタリアの音楽学校に通いたい、と彼女のジュルズに打ち明けた時から、ポールの夢は実現に向けて歩み始めたんだと思います。

「ワンチャンス」好きな人はこんな映画もおすすめ

「ワンチャンス」は、夢や目標を見失いそうになった時、頑張るヒントを与えてくれる作品でした。
夢を追いかける主人公を描いた映画は数多くありますが、ワンチャンスのようにストーリーだけでなく素晴らしい歌声も一緒に楽しめる映画をご紹介します。

クリスティーナ・アギレラの力強い歌声に圧倒される「バーレスク」

＜あらすじ＞
歌手を夢見てロサンゼルスに出てきたアリ。偶然入った「バーレスク」でダンサー達のゴージャスなショーに感激し、ウェイトレスとして働くことに。
本当はダンサーとして雇って欲しいのに、素人だと相手にされないアリ。しかし、ある日バックダンサーの代役として舞台に上がるチャンスが。さらに、問題を起こしてばかりのニッキに変わってソロで踊ることに。怒ったニッキが公演中に音源コードを抜いて嫌がらせをするが、アリは代わりに自分で歌い始める。その歌声はホールに響き渡り、ショーは大成功。彼女の歌が評判になり、バーレスクは連日満員。しかし、バーレスクは多額の借金を抱えており、存続の危機に瀕していた。