本記事では映画『そんな彼なら捨てちゃえば』のあらすじと登場人物(キャスト)や相関図、名言などをご紹介します。
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作品情報
製作 | 2009年 |
原題 | He's Just Not That Into You (=彼はあなたにそんなに興味がない) |
ジャンル | 恋愛 |
監督 | ケン・クワピス |
時間 | 130分 |
評価 | Filmarks:3.4/5点 IMDb:6.4/10点 RottenTomatoes:41% |
評価は2021.9.9時点のものです。
どんな映画?
原作は海外ドラマ「SEX AND THE CITY」の脚本スタッフが書いたベストセラー本。
スカーレット・ヨハンソンやベン・アフレック、ドリュー・バリモアら9人の豪華キャストで描く恋愛群像劇。
あらすじ
会社の同僚であるジジ、ジャニーン、ベスの3人は、プライベートも相談し合う仲。
ジジは、ジャニーンに紹介してもらったコナーに恋をするが、一度食事に行ったっきりで留守電にメッセージを残しても返事がない。
一週間後、コナーに会うため行きつけのBARで待ち伏せすることに。しかし、バーテンダーで彼の友人のアレックスに、一週間も電話が無いなら脈ナシだとはっきり指摘されてしまう。
次の日、いままで男性の行動や言葉を自分の都合よく解釈して「(ふつうなら脈ナシだけど)自分は例外」と勝手に思い込んでいたことを、ジャニーンとベスの前で告白。
その話を聞いたベスも、同居して7年になる彼氏といつかは結婚できると信じてきたが、ジジが言うように「例外は滅多にない」と気づき、別れることに。
一方、ヨガのインストラクターをしているアンナはスーパーのレジで順番を譲ってくれたベンに運命の出会いを感じる。しかし、既婚者だから…と言われて一度はあきらめる。
後日、友達のメアリーに既婚者と幸せな結婚をした人の話を引き合いに励まされ、勇気を出してみることにするが…。
登場人物
ジジ(ジニファー・グッドウィン)
ジャニーン(ジェニファー・コネリー)
大学時代から付き合っていたニールと結婚。家のリフォームにご執心。
ベス(ジェニファー・アニストン)
7年間同棲する彼氏と結婚したいと密かに考えている。妹に結婚の先を越される。
ニール(ベン・アフレック)
ベスの彼氏。ベスを心から愛しているが、結婚という制度を信じていないので結婚する気がない。
ベン(ブラッドリー・クーパー)
ジャニーンの夫。ニールとも友人。
コナー(ケビン・コナリー)
不動産屋を経営しており、メアリーの雑誌に広告の掲載を依頼する。
アンナ(スカーレット・ヨハンソン)
ヨガのインストラクターをしながら歌手になる夢を追いかけている。
メアリー(ドリュー・バリモア)
ゲイ専門誌の編集者。
アレックス(ジャスティン・ロング)
BARで働いている。
相関図
登場人物が多いのでそれぞれの関係を整理しました。
名言・名セリフ
・なぜその男の子がイジワルしたと思う?あなたのことが好きだからよ。(ジジのママ)
・男が君にどうでもいい素振りをしたら、本当にどうでもいいんだ。例外はない。(アレックス)
・彼は君には全然興味がない。本気で会いたきゃ男は行動に出る。(アレックス)
・どうして女は男の行動を心の中で別物に仕立て上げるんだ?(アレックス)
・「私を好きでない男はダメ?」(ジジ)
「決まってる」(アレックス)
「じゃあ誰もいなくなっちゃう」(ジジ)
・「もし本当に幸せなら皆に披露したり吹聴する必要はない。不安だから焦燥に駆られて結婚するんだ 自分にも周りにも嘘をついてね」
<番外編>
冒頭に日本人の女の子が二人出てきます。その時の台詞がこちら。
「シゲルが本命の彼女を作らないのは、赤ちゃんの時にさ、母乳の吸い方をよく知らなかったのね。」
「そっかぁ~」
どういう慰め方だよ、と思わず笑ってしまいました。
感想
公開当時に見てから10年以上経ち、久しぶりに見ましたが面白かったです!
当時は知らない俳優さん(ブラッドリー・クーパーやジニファー・グッドウィン)もいましたが、今になってみると女性陣も男性陣もキャストが豪華すぎる。(全員白人で、LGBTQを全く考慮してない映画はもう撮れないでしょうね…。)
キャストだけじゃなくて内容、というか企画が面白い。
友達の恋バナを聞いているような感覚で130分あっという間に過ぎます。
特にジジにアドバイスをしてくれるアレックスの言う事がいちいち的を得ていて正論。現在進行形で報われない恋をしている人には少し耳が痛い内容かもしれませんが。
なんでもかんでも恋のサインと勘違いする思い込みが激しい女性、7年同棲してるのに結婚してもらえない女性、結婚してるのに幸せじゃない女性、妻にも愛人にもいい顔をして両方に捨てられる男性、結婚に踏み切れない男性、片思いの女性に都合のいい相手にされている男性、傷つくのが怖くて女は遊びなんてクールぶってる男性…色んなキャラ、恋愛の形があるのも面白いです。
見る側のタイミングによって感情移入するキャラが変わります。
原作は辛口な恋愛指南本
原作は映画とは違って実在の女性の実体験から出たリアルな質問に回答していくQ&A形式。映画以上に困った恋の悩みが盛り沢山です。
評価
レビュー点数はいずれも2021年9月9日時点のものです。
海外
・RottenTomatoes: 41%
・IMDb:6.4/10 点
日本
・Filmarks:3.4/5
【高評価の意見】
・色々な恋愛の形が見れて面白かった
・男女両方の視点から描かれていて勉強になる
・所々に入る一般人のインタビューも面白い
・共感する部分が多すぎる。恋の悩みは万国共通。
・自分の恋愛を見つめ直す機会になった
【低評価の意見】
・ダメ男に復讐するスカッとする話を期待した
・タイトルと内容が合ってない
・恋愛脳の人達ばかりで呆れる
まとめ
「そんな彼なら捨てちゃえば?」なんてけっこう攻撃的なタイトルですが、別に「男なんてサイテー!」みたいな内容じゃないので男性も安心してご覧ください。
ただ、ダメ男に復讐するスカッとする話を求めている人にはちょっと物足りないかもしれません。
ジジ役のジニファー・グッドウィン主演の「幸せのジンクス」もビターでリアルなラブストーリーなので気になった方はぜひ。