「ロング・グッドバイ」のあらすじ&登場人物と感想やクチコミ★★★☆☆

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レイモンド・チャンドラー作の小説『ロング・グッドバイ』のあらすじ、登場人物、感想、クチコミ評価についてまとめています。

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作品情報

『ロング・グッドバイ』はアメリカの作家レイモンド・チャンドラーの長編小説です。
英・ガーディアン紙が選ぶ必読小説1000冊に選出されています。

発表年1953年
原題The Long Goodbye
ジャンルハードボイルド
探偵小説
私立探偵のフィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。が、その裏には悲しくも奥深い真相が隠されていた……(Amazonより)


あらすじ

主人公は私立探偵のフィリップ・マーロウ。
酔って倒れていたテリー・レノックスを介抱したことがきっかけで、二人は酒を酌み交わす仲になっていく。

しかし、妻殺しの疑いをかけられたレノックスは逃亡先の地で自殺を遂げる…。

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登場人物

『ロング・グッドバイ』の主要登場人物一覧です。

フィリップ・マーロウ私立探偵
テリー・レノックスマーロウの友人
白髪で顔に大きな傷跡のある青年
シルヴィア・レノックステリーの妻
ハーラン・ポッター億万長者、シルヴィアの父
ランディー・スターラスベガスのクラブ経営者
テリーの戦友
メンディー・メネンデスギャングのボス
テリーの戦友
ハワード・スペンサー出版社社長
ロジャー・ウェイドベストセラー作家
アイリーン・ウェイドロジャーの妻
エドワード・ローリング医師、リンダの夫
リンダ・ローリングシルヴィアの姉
バーニー・オールズ郡警察の警部補
スプリンガー地方検事

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感想・クチコミ・評判まとめ

・主人公マーロウが恰好いい

・ハードボイルド小説の古典的作品

・ハードボイルドであり推理小説でもある

・本筋に関係ない描写や台詞を味わう作品

・村上春樹氏の解説も読み応えあり


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感想

※ネタバレの内容を含みますので未読の方はお気を付けください。
「ガーディアン紙が選ぶ必読小説1000冊」に選ばれていたので手に取りました。
調べてみると村上春樹訳版と清水俊二訳版の二種類があるようです。新しいものの方が読みやすいかと考え、今回は村上春樹訳版を読みました。

事件発生まではスピーディで、読みやすいと油断したのですがそこからが長かったです。
本筋にどう関係してくるのかわからない別の事件の話が全体の半分くらいを占めるので、どちらかというと本筋のミステリーよりも華麗な文体や主人公の格好良さを味わう作品かなという印象を受けました。

本書には印象的な台詞がいくつも登場しますが、中でも有名なのは『ギムレットには早すぎる』と『さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ』でしょうか。
ギムレットとはイギリス生まれのドライカクテルで、イギリスにいたことがあるらしいレノックスがいつもBARで飲んでいたものです。


物哀しい余韻を残す作品でした。


2014年にNHKでドラマ化された作品の評価がけっこう良いようなので、機会があればこちらも見てみたいと思っています。

孤高の探偵が一人の男と出会ったとき、事件は静かに幕を開ける・・・。ハードボイルドの最高傑作「ロング・グッドバイ」日本初のドラマ化。1950年代半ばの東京。私立探偵・増沢磐二が、妻殺しの容疑をかけられ消えた親友・原田保の無実を信じて真相に立ち向かう。(全5回)


 

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まとめ

レイモンド・チャンドラーの長編小説『ロング・グッドバイ』をご紹介しました。

私立探偵のフィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。が、その裏には悲しくも奥深い真相が隠されていた……(Amazonより)