「カササギ殺人事件」感想とタイトルの考察★★☆☆☆

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「カササギ殺人事件」のあらすじ、登場人物、感想などをご紹介します。

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作品情報

「カササギ殺人事件」はイギリスの長編ミステリ小説です。
ミステリ好きが毎年楽しみにしている年末ミステリランキングにおいて史上初の4冠を達成したことで話題をさらった作品です。

発表2016年
原題Magpie Murders
(マグパイ・マーダーズ)
受賞歴2018年 週刊文春ミステリーベスト10 海外部門第1位
2019年 このミステリーがすごい! 海外編第1位
2019年 本格ミステリ・ベスト10 海外編第1位
2019年 ミステリが読みたい 海外編第1位
2019年 本屋大賞 翻訳小説部門第1位   など
スーザン・ライランドシリーズの続編ヨルガオ殺人事件

あらすじ

主人の留守中、家政婦が階段の下で亡くなっているのが発見された。
屋敷には鍵がかかっていたため警察は単なる事故と判断するが、やがて第二の事件が起きる。
余命わずかな名探偵アティカス・ピュントが事件の解明に挑む。


―「名探偵アティカス・ピュントシリーズ」の最新作の原稿を読んでいた編集者のスーザンは、原稿の最終章が欠落していることに気がつき、著者に連絡がとれずに憤りを募らせる。
しかし、次の日彼女を待っていたのは、予想だにしない事態だった――。

クラシカルな犯人当てミステリと英国の出版業界ミステリは次第に交錯してゆく。

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登場人物


「カササギ殺人事件」の主要な登場人物一覧(登場順)です。

1. 作中作の登場人物

メアリ・エリザベス・ブラキストン(故人)パイ屋敷の家政婦
ロビン・オズボーン牧師村の牧師
ヘンリエッタオズボーン牧師の妻
エミリア・レッドウィング医師村の診療所の女医
アーサー・レッドウィングエミリアの夫
売れない画家
ブレントパイ屋敷の庭師
ジョニー・ホワイトヘッド骨董屋の主人
ジェマ・ホワイトヘッドジョニーの妻
クラリッサ・パイマグナスの双子の妹
ロバート・ブラキストンメアリの息子
ジョイ・サンダーリングロバートの婚約者
診療所の看護婦兼受付
サー・マグナス・パイパイ屋敷の主人
フランシス・パイマグナスの妻
アティカス・ピュント探偵
ジェイムズ・フレイザーピュントの助手


2. 本編の登場人物

スーザン・ライランド本編の主人公
アランの担当編集者
アンドレアススーザンの恋人
アラン・コンウェイ作家
チャールズ・クローヴァー出版社社長
ジェイムズ・テイラーアランの恋人
クレアアランの姉
ジョン・ホワイトアランの隣人
ロブスン牧師牧師
メリッサ・コンウェイアランの元妻
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感想・クチコミ・評判まとめ

GOOD
・近年のミステリーで最も衝撃を受けた作品
・作家や関係者実名登場など、遊び心にもあふれておりとても楽しめた。
・犯人当てが2度も楽しめる凝った構成


BAD
・なぜこの作品の評価が高いのかがわからない

1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけて転落したのか、あるいは……。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。燃やされた肖像画、屋敷への空巣、謎の訪問者、そして第二の無惨な死。病を得て、余命幾許もない名探偵アティカス・ピュントの推理は――。現代ミステリのトップ・ランナーによる、巨匠クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ!(Amazonより)


名探偵アティカス・ピュント・シリーズ最新刊『カササギ殺人事件』の原稿を読み進めた編集者のわたしは激怒する。こんなに腹立たしいことってある? 著者は何を考えているの? 著者に連絡がとれずに憤りを募らせるわたしを待っていたのは、予想だにしない事態だった――。クラシカルな犯人当てミステリと英国の出版業界ミステリが交錯し、とてつもない仕掛けが炸裂する! 夢中になって読むこと間違いなし、これぞミステリの面白さの原点
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感想

"アガサ・クリスティーへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ"の謳い文句につられ手に取りましたが、
結論から言うと、期待値が高すぎたのか私個人としては面白いと思えませんでした。

作者のアンソニー・ホロヴィッツ氏の小説はこれまで読んだことがありませんでしたが、彼が脚本を手掛けたドラマ「名探偵ポワロ」は見ていて、原作よりも面白いと感じることも少なくなかったので、この人の作品なら間違いないだろうと思っていました。

凝った構成
予備知識なく読み始めたので、編集者視点の最初の数ページを読んで「買う本間違えたかな?」と思わず表紙を確認してしまいました。
入れ子構造になっているのは本好きならワクワクする設定ではあるのですが、入れ子にする必要があるほどのトリックだったのかは疑問です。


作中作は楽しめた
お屋敷、複雑な人間関係、風変わりな探偵、童謡になぞらえた章立てなどはクリスティーを彷彿とさせる作中作の設定は好みでした。
どこを見ても全く話題になっていませんが、ミスリードで複雑に見せかける作中作のトリックもシンプルながら面白かったです。

登場人物が一人も好きになれない
読者を見下し、かつ下品極まりないアラン・コンウェイは言うまでもないですが、主人公のスーザン・ライランドも全く好きになれませんでした。
特に言及されていませんでしたが、「作中作のスーザン・ライランド=メアリ・ブラキストン」ですよね?メアリ同様、他人のことに首を突っ込んでお節介焼きで他人の粗探しばかりしているようにしか思えず好きになれませんでした。

クリスティーへの愛が感じられない
クリスティー作品の登場人物や地名が作られていたり、作中作の設定や展開などクリスティーを意識しているのは感じられましたが、はたしてそれが「愛に溢れてる」と言えるかは大きな疑問です。
作中で『ミステリはくだらなくて低俗で、純文学こそ高尚だ』みたいなことが何度も語られるのもミステリ好きとしては不愉快でした。

タイトルに込められた意味

本のタイトルにもなっている「カササギ」は "サギ" と付いていますがカラス科の鳥です。
アジア圏では縁起の良い鳥として愛されていますが、ヨーロッパ圏では不吉の象徴とされています。

さて、ここからは私が個人的に考えた勝手な考察ですがヨーロッパ圏ではカササギは魔女や悪魔に仕える鳥というイメージのほか、他人の陰口を言うおしゃべり好きな女性の象徴ともされているようです。そのため、日記に綴っていたメアリ・ブラキストンをイメージして「カササギ殺人事件」と名付けられたのではないかと考えています。

 

出典元:Wikipedia

一羽なら悲しみ、
二羽なら喜び。
三羽なら娘、
四羽なら息子。
五羽なら銀で、
六羽なら金。
七羽ならそれは、
明かされたことのない秘密。


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脚本家アンソニー・ホロヴィッツ

『カササギ殺人事件』の著者であるアンソニー・ホロヴィッツ氏はテレビドラマの脚本家としても有名な方です。
アガサ・クリスティー原作でイギリスの国民的ドラマである「名探偵ポワロ」の脚本も何度か務めいています。
『カササギ殺人事件』はあまり好みではありませんでしたが、同氏が脚本を務めたポワロは原作以上に面白い作品もあるので、興味のある方はぜひ見てみてください。

黄色いアイリス(シーズン5 第3話)

ヒッコリーロードの殺人(シーズン6 第2話)

白昼の悪魔(シーズン8 第1話)

エッジウェア卿の死(シーズン7 第2話)

ゴルフ場殺人事件(シーズン6 第3話)


まとめ

2019年のミステリ賞を総なめにした話題作「カササギ殺人事件」を紹介しました。
アガサ・クリスティのような古典的なミステリが好きな私には合いませんでしたが、目新しいミステリを求めている方にはおすすめの本です。


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