本記事では映画『ダウンサイズ』のあらすじと登場人物(キャスト)、つまらないという感想が目立つ原因などを考察します。
★★★★★:最高!
(全力でオススメ)
★★★★:面白い
(普通にオススメ)
★★★:普通
(好きなジャンルや俳優ならオススメ)
★★:イマイチ
(やめておいた方がいいかも)
★:残念
(時間の無駄かも)
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作品情報
「人間の体のサイズを13cmに縮小する」という設定が面白い、映画「ダウンサイズ」。
監督・脚本は「サイドウェイ」「ファミリー・ツリー」でアカデミー賞脚色賞を受賞したアレクサンダー・ペイン。主演はマット・デイモンが務めました。
製作 | 2018年 |
原題 | Downsizing |
ジャンル | SFコメディ/ヒューマンドラマ |
監督 | アレクサンダー・ペイン |
時間 | 135分 |
評価 | Filmarks:3.1/5点 Yahoo映画:2.73/5点 IMDb:5.7/10点 RottenTomatoes:47% |
評価は2021.10.26時点のものです。
あらすじ
科学者が人間を1/14に縮小(ダウンサイズ)する技術を開発する。
10年後、ポールは高校の同窓会でダウンサイズした友人のデイヴと再会する。
デイヴから小さくなると通常サイズの人間よりもお金がかからないので少ない貯金でも贅沢な暮らしができると聞いたポールとオードリー夫婦は、ミニ人間のための町を見学に行く。そこで贅沢な生活を目の当たりにして二人は小さくなることを決意する。
しかし、小さくなったポールを待ち受けるのは予想もしない展開だった・・・。
登場人物
ポール・サフラネック(マット・デイモン)
ハム工場で従業員の作業療法士として働いている。医大に通っていたが母親が病気になってしまい挫折した過去を持つ。
オードリー・サフラネック(ジェニファー・コネリー)
ポールの妻。
ドゥシャン(クリストフ・ヴァルツ)
ポールの隣人。
ノク・ラン(ホン・チャウ)
ベトナムの環境活動家。政治犯として捕まり刑務所で体を小さくされた。
物語を大きく動かす重要な人物。
レビュー低評価の理由は?
一般的な評価はとても低いですが、私はそんなに悪くない、どっちかというと面白い映画だと感じました。
タイトルとあらすじから想像したストーリーから思いがけない方向へ転がっていきますが、その分展開が予想できなくて最後まで飽きずに観ました。
しかし、Filmarksが3.1点、Yahoo映画レビューが2.73点とまるでB級映画並みの評価の低さです。
どうしてこんなに評価が低いのかコメントを見ると
「せっかくの『小さくなる』という題材を生かしきれておらず、期待外れ」という意見や
「予告編からイメージした内容と違った」という意見が見られました。
予告トレーラーでは、小さくなったポールが巨大なクラッカーに驚く様子などがコメディ感たっぷりに描かれます。
ポールが小さくなるまでを描いた映画の前半はこの予告編通りにストーリーが展開するので「ポールが小さくなるまでの話はとても面白かった」という意見もありました。
映画の前半で私を含めみんなが好きだろうと思うのがポールを小型化するシーンです。
『チャーリーとチョコレート工場』のようなBGMにのせて、まるでお菓子でも作るかのように流れ作業で人間を小型化していくシーンのアイデアは秀逸!
一方、ポールが小さくなってからは環境問題や貧富の差など重めのテーマでちょっとついて行けなくなる人が多いのは仕方がないかもしれません…。
あれ?誰かチャンネル変えた?と思うくらい作品の雰囲気が変わっていきます。
後半のポールが小さくなってからの話は、通常サイズとの対比もほぼなくなり周囲もみんな小さいのでミニチュアの設定を感じる部分がほとんどありません。
それにしても、後半登場するベトナム人女性ノク・ランはかなり強烈なキャラでしたね…。
アメリカ人の考えるアジア女性ってこんな風にせかせかとまくし立てるイメージなんでしょうか?同じアジア女性として違和感はあったもののノク・ランは芯の強い立派な女性として描かれていたのでまあ良しとしましょう。
ちなみに、ノク・ランを演じたホン・チャウさんは本作でゴールデングローブ賞助演女優賞にノミネートされています!
口コミサイトでの評価
(レビュー点数はいずれも2021年10月26日時点のもの)
Filmarks:3.1/5
【観た人の感想】
・
・後半、特にエンディングがよくわからなかった
RottenTomatoes: 47%
IMDb:5.7/10 点
小人や小さくなった人間を題材とした作品
ミクロキッズ(1990年)
マシンの誤作動で6ミリになってしまった子ども達の大冒険‼
<あらすじ>
発明家のパパは電磁物体縮小マシンを開発中。しかし、どうもうまく動かない。そんなある日マシンが偶然作動し、子供たちが身長6ミリに縮められてしまった。
ゴミと一緒に捨てられた子供たちの冒険が今始まる…!
ジャングルと化した裏庭を突き進む子供たちを待ち構えるのは大洪水のスプリンクラー、空から襲撃するハチ、暴走する芝刈り機、そして…!
彼らは次々に襲いかかる危険から逃げ切り、無事家にたどり着くことができるのだろうか?
アントマン(2015年)
身長1.5センチのヒーロー誕生!
<あらすじ>
仕事も家庭も失ったスコットに残された最後のチャンスは、身長わずか1.5cmになれる驚異の“スーツ”を着用し、想像を絶する特殊能力を持つ“アントマン”となることだった。最愛の娘のために猛特訓を開始した彼は、本当のヒーローとなり、人生のセカンド・チャンスをつかむことができるのか?そして、アントマンに託された決死のミッションとは…?
まとめ
「ダウンサイズ」は、ポールが小さくなるまでのストーリー前半はディズニー作品や「チャーリーとチョコレート工場」のようなワクワクする雰囲気、小さくなってからの後半は、社会派な内容やブラック・コメディのような展開など、ストーリーが思いがけない方向に転がっていくので、そういった展開を楽しめる方や、ありがちなストーリーにちょっと飽きてしまった方におすすめの映画です。